大韓の軍隊～대한의 군대～

　
　久しぶりの更新になります。　

　私事ですが、今はとある山間地のホテルでホール係やってます。そんなわけで極端な短髪が出来にくい。
　しかし、そうなると軍装的には兵隊コスが難しくなる。長髪の兵隊なんてそうそう･･･と思ったが、そうだ予備軍があった。

　というわけで、今日は韓国の予備軍組織、『郷土予備軍』をネタにしたい。

＞郷土予備軍とは
　郷土予備軍制度は現役勤務を終えた将兵たちが所属する予備軍組織であり、平時は民間人としてそれぞれの職業に従事するが、有事など必要に応じて召集される。

　北朝鮮による浸透工作、1968年の『青瓦台襲撃未遂事件』や武装工作員による襲撃など、四大軍事路線を掲げ南朝鮮赤化統一を狙う北朝鮮の脅威を強く感じた当時の朴政権によって『郷土予備軍設置法』が公布・施行され、誕生した予備軍は地域防衛の担い手として現在も国防の一翼を担っており、約350万人(2003年時点)が予備軍に所属している。

『我が家と我が故郷は我が手で護らねばならぬ』をモットーにとする予備軍は、兵士個人の居住地の地域予備軍と職場単位で構成される職場予備軍で編成・運営され、主に後方防衛任務を担うことで国軍を支援し、地域防衛作戦を遂行している。　



　･･･とまあ、あらましはこんな感じです。350万人もの予備役兵士･･･我が国からしてみたらとんでもない数字ですね。
　そんな民兵組織に近い性質を持つ予備軍ですが、軍政から文民政権へ変わり、太陽政策に代表されるような対北宥和政策の推進などもあって動員訓練期間も短縮され、昔に比べると大分緩くなったようですが、先日の哨戒艦沈没事件以来の両国間の緊張の高まりによって、変化を生じるかもしれません。

　そんな郷土予備軍を宣伝する目的で作られた、軍政時代の動画(1978年)を見つけたのでご紹介。
　
・忘戦必危～予備軍～

　詳細は是非動画を見ていただくとして、内容をざっと紹介。




　開始冒頭、『郷土予備軍の歌』に合わせての予備軍パレード映像。




　宣誓する予備軍将兵と宣誓を受ける我らの朴正煕大統領閣下(男前）
　

　萌えがない女軍兵士。シカタナイネ。




『我が家と我が故郷は我が手で護らねばならぬ』のモットーに忠実なイメージ映像と、北朝鮮の武装工作員の死体と向き合う国軍と腕章無けりゃただの民間人な予備軍兵士。創設後間もなく予備軍は武装工作員の掃討で活躍することになる。



　訓練風景など。模型を使った対空訓練やガス訓練などが行われる。




　後方防衛任務ということで施設警備訓練。冒頭の紹介にもあるとおり、予備軍には職場単位の『職場予備軍』もあるので、ネタとしては辛ラーメンで有名な農心（ノムシン）の工場勤務の予備軍中隊員とか面白いなと仲間内で話題に。ほかにも三星、現代、LGとかセナラとか色々やってみたいなあ･･･。


　赤いネームタグの海兵隊の予備軍兵士。 ｶｯｺｲｲ！

　米軍から供与された銃器を国軍が使い、その使い古しを予備軍が使う･･･その結果がコレダ↓　


　M1ガーランド、M1カービン、ブローニングM1918自動小銃、ブローニングM1919重機関銃など、WW2時の主力兵器が70年代でも現役な予備軍。
　そういえば光州事件のときに蜂起した市民が使ってた武器は警察署や予備軍で使っていた上記装備だったらしいですね。


　
　そしてやっぱり萌えがない女軍。
　側線の入ったジャージみたいなキモイ戦闘服に脱帽。
　･･･でも、小銃の分解結合している女の子というシチュエーションには激しく萌えを感じるんだｗ


　そして最後はお約束の夕日に映える予備軍兵士。ご覧ください。美しい映像です。
　
　いかがでしょうか。平時は民間人だから長髪もよくて、カラーシャツもＯＫ。武器はアンティークなＭ１ガーランドなど。そんな郷土予備軍はネタ的にも実に美味しい軍装でしょう。ダックハントな迷彩服もたまらないですね。欲しいですね。私は今とても欲しいです。


　ちなみに、今の予備軍はこんな感じで、現行ウッドランド戦闘服に予備軍の記章を帽子と胸につけるだけです。

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